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研究の紹介

研究活動レポート

薬学部中瀬朋夏講師が平成24年度日本薬学会近畿支部奨励賞を受賞しました

薬学部薬剤学研究室(髙橋幸一教授主宰)で進めている乳がんの悪性化に関わる亜鉛トランスポーターの解析ならびに亜鉛トランスポーターを治療標的とした新規治療戦略についての研究が評価され、平成24年度日本薬学会近畿支部奨励賞を受賞しました。
 研究題目は、「高濃度グルコース環境が乳がん細胞の動態に与える影響と亜鉛トランスポーターの役割」です。亜鉛は、我々の身体が正常に機能するために欠かせない必須微量元素の一つで、細胞内の亜鉛濃度は、亜鉛トランスポーターによって調節されています。乳がん細胞における亜鉛トランスポーターの機能異常は、乳がんが悪性化する原因の一つとなること、さらに、糖尿病を併発した乳がんに対し、亜鉛トランスポーターが診断•治療のターゲットになる可能性を初めて明らかにしました。新たな乳がん治療戦略の構築に大きく貢献できるものと期待されています。

同賞の表彰式は、1月11日に行われ、中瀬講師に賞状、楯、副賞が贈られました。今年10月に開催される第63回日本薬学会近畿支部大会で受賞記念講演が予定されています。

高血糖と乳がん_1.jpg
中瀬朋夏先生の奨励賞受賞.jpg

2013.03.05

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