研究室と教員
薬化学 I 研究室
“本研究室では「薬を創る」ための創薬化学研究をしています。そのアプローチにはいくつかの方法があります。例えば、海洋生物、陸上生物に含まれている物質を取り出して薬に発展する方法もあります。そのほかにも「これまで世の中に存在しなかった化合物を自分自身で創り、それを薬にしよう」とするアプローチも可能です。この研究方法は、研究者自身の考え、アイデアによって薬となる分子を自在にデザインすることができ、また斬新な薬を作り出せる方法の一つです。 本研究室では、体の中で重要な働きをするにもかかわらず、多く作られすぎると色々な病気を引き起こすロイコトリエンB4を選択的に抑制したり、すい臓がん、リウマチ、アレルギーの薬に発展する可能性があるもの、また骨粗鬆症を引き起こす骨を溶かす細胞を強く阻害する化合物の研究に取り組んできました。 これら創薬化学研究に加えて、新規複素環化合物の新しい合成法の研究や、ヘテロ原子や複素環を活用する環境に優しい有機合成反応や、新しい有機合成反応の開発研究も行っています。 さあ、自分の手で、新しい薬となる可能性を秘めた化合物を、あなたも創ってみませんか。夢にチャレンジしてみませんか”