- 2021.11.24
- 健康生命薬科学科
- 大学院からのお知らせ
- 薬学研究科の光谷さんが若手奨励賞(YIA)を受賞しました
薬学研究科修士課程2年の光谷真奈さんが、2021年11月18日~20日までの3日間、都市センターホテル(東京)で開催された、第64回日本甲状腺学会学術集会の若手奨励賞(YIA)選考部門において同賞を受賞しました。
演題は「甲状腺ホルモンと成長ホルモンの相補性に関する考察」です。
本研究は、医療現場で古くから知られていた臨床的事実である、成長促進治療のためには「甲状腺ホルモンと成長ホルモン」の両者が同時に必要であることを分子生物学的に明らかにしたもので、古典的なホルモンの新規作用メカニズムを発見したことで受賞につながりました。ヒトが成長するためには、単独のホルモン治療では難しく、きちんと両方のホルモン検査を行い、その上で両者のホルモン補充が適切に行われることが必要不可欠であることを裏付ける内容です。会場では、早速、共同研究の申し出があるなど大いに盛り上がっていました。
光谷さんは、糖尿病や肥満の臨床病態解析を目指して地道に基礎研究を行い今回の発表にこぎつけました。
「賞を目指して研究に精励しました。有名国立大学の博士課程の大学院生や若手医師がほとんどで緊張しましたが受賞出来て嬉しいです。この賞が励みとなりました。これからも研究活動に勤しみ創薬や治療法の開発に役立つ研究を進めたいです」と話していました。
YIAを受賞しました(会場にて)。
【薬学部広報委員】