- 2025.03.04
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- 薬学科の学生が附属保育園の5歳児に「カニさん手洗い」を指導しました
薬学科臨床製剤学研究室(吉田都教授)の学生7人が、武庫川女子大学附属保育園の5歳児に「カニさん手洗い」を指導しました。
「カニさん手洗い」は同研究室が開発し、11月に日本医療薬学会で発表したオリジナルの衛生的手洗い教材です。両手をカニに見立て、カニが体を洗うイメージで、歌を歌いながら指先や指の間まで洗い上げます。
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保育園での実践指導は昨年10月以来で、今回は5歳児20人に被験者になってもらい、「手洗い前」と「手洗い後」の汚れの付着を写真に撮って手洗い効果を確認するなど、データ収集も行いました。
学生から白衣と帽子を着せてもらった園児たちは小さな”研究者“のよう。保育室に机で作ったルートを進み、手洗いクリームの入ったコップに好きな色素を加えてかき混ぜます。これを両手首までしっかり伸ばし、洗面台でカニさん手洗いで洗い流します。
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カニさん手洗いは「みぎてだして、ひだりてだして、かにさんこんにちは、せっけんあわあわ、おなかをすりすり」と全体を洗ったあと、「お父さん、くるくる、お母さん、くるくる」と指一本一本を洗います。
学生たちは事前に子どもたちが進む一方通行のルートを机で作り、着衣、色素混合、撮影、手洗いなど、ポイントごとに担当を配属して入念に準備。子どもたちが保育室に入ってくると、間隔をあけて二人ずつ呼び込み、白衣を着たり、好きな色素を加えたりするのを手伝いました。
子どもたちは「楽しかった」「きれいになった」とうれしそうな様子。学生は「手洗いは自分と周りの人を感染症から守ることにつながるので、小さいころから楽しみながら習慣づけてもらえたら」、吉田都教授は「薬剤師は薬の知識だけでなく、それを患者さんに伝えるコミュニケーション能力も大切なので、園での実践は貴重な経験。子どもたちも協力的で楽しくできました」と話していました。
手洗い指導の様子は、武庫川女子大学広報室公式YouTubeチャンネルや公式Instagramからご覧になることができます。是非チェックしてみてください♪