- 2020.02.13
- キャンパスライフ
- ホワイトコートセレモニー(長期実務実習出発のための白衣授与式)が行われました。
薬学科4年生が、薬局・病院への薬学臨床実習を前に誓いを述べる「ホワイトコートセレモニー」が、2月12日(水曜日)午後0時より、薬学部キャンパスで行われました(※)。
はじめに、篠塚学部長より「実習では、皆さん一人一人が主人公です。知識と技能を効率よく習得し、医療人としてふさわしい態度を養ってください。一方で、臨床現場において最優先に考えなければならないのは患者さんです。自分の行い一つ一つの先に、患者さんがいることを常に心に留めておいてください。この実習が良い物語になるかどうかは皆さん次第です。一回りも二回りも大きくなって帰ってきてください。」と、6年制薬学教育における長期実務実習の意義についてのお話しと激励の言葉を頂きました。
次いで三木学科長から学生に向けて「臨床現場での実習は生身の患者さんと接する最初の機会となります。痛い、辛い、苦しい、しんどい等、様々な気持ちを抱えた患者さんに、皆さんがどのように関わらせて頂くか、自らの言動が患者さんの将来を左右するものであるという事を念頭に置き、気概と信念をもって頑張ってください」と鼓舞されました。
続いて、各クラス代表の先導で、学生たちは「薬剤師として社会に貢献することを使命とします」、「人々を苦しみから救い、安心をもたらし、健康に導くことを目標とします」、「あらゆる場面で適切な評価と判断を行えるよう学習に励み、自己研鑽に努めます」、「倫理的、法規的に最も正しいと考える自らの判断に従い、行動に責任を持ちます」など、「薬剤師の誓い」の項目を唱和し、実務実習にむけて宣誓を行いました。
最後に担任の先生方から、「戸惑うこと、苦しいこともありますが、だからと言って落ち込まず、今日よりも明日をより良く、そして成長することを目標に、向上心を持って実習に臨んでください」と実習に向かう学生たちにエールが送られセレモニーは終了しました。
これから1年間にわたり実務実習が行われます。2月25日よりさっそく実務実習が始まる学生もいます。それぞれの学生が、約半年間の病院・薬局実習を通じて多くのことを学び、そして成長して帰ってくることが期待されます。
※ 長期実務実習:病院などの医療機関において、実際に活動するなど「参加型実習」を通じて、医療人として相応しい問題解決能力を有する薬剤師を養成することを目的としたカリキュラムです。全国で開始され、平成22年度から開始され、今年で11年目となりました。