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薬用草木データベース

ウラルカンゾウ

Glycyrrhiza uralensis Fish. / マメ科

名前 ウラルカンゾウ
学名/科名 Glycyrrhiza uralensis Fish. / マメ科
生薬名 カンゾウ(甘草)
薬用部位 根及びストロン
薬効 鎮咳・去痰・鎮痛・鎮痙・消化性潰瘍薬
産地 中国・モンゴル・シベリア

多年生草本、主薬効成分はグリチルリチン。
グリチルリチンは分子構造がアルドステロン(副腎皮質ホルモン)と似ており、抗炎症・抗アレルギー作用や副腎皮質ホルモン様作用・エストロゲン様作用をもつ。

カンゾウは砂糖の約200倍の甘みがあり、ごく少量でも甘味料として役立つ。

主成分のグリチルリチンを加水分解すると、 グリチルレチン酸とグルクロン酸になる。

多量・長期の服用は、偽アルドステロン症(血圧上昇、低カリウム血症、ミオパシーなど)が現れる可能性があるので注意する。