- 2021.02.19
- キャンパスライフ
- ホワイトコートセレモニー(長期実務実習出発のための白衣授与式)が行われました
2月17日(水曜日)12時より、薬学部(浜甲子園キャンパス)において薬学科4年生によるホワイトコートセレモニーが行われました(※)。
はじめに、篠塚学部長より
「大学の中では皆さんが主人公でしたが、臨床では患者さんが主役
と、長期実務実習における心構えと激励のお言葉をいただきました。
次いで中村学科長より
「何事も礼に始まり、礼に終わると申します。皆さんが病院や薬局で実習を行えることは有難いことです。感謝の気持ちは黙っていても伝わりませんので、言葉に出して感謝の気持ちを述べてください。感謝の気持ちを常に忘れず、言葉に出して実務実習に臨んでください。」と長期実務実習に臨む学生のあるべき姿についてお話しいただきました。
続いて、各クラス代表の先導により学生全員で、薬剤師の誓いとして
1.薬剤師として社会に貢献することを使命とする
2.人びとを苦しみから救い、安心をもたらし、健康に導くことを目標とする
3.あらゆる場面で、適切な評価と判断を行えるよう学習に励み、自己研鑽に努める
4.患者さんに十分な説明を行い、理解と同意を得られた後に治療にあたる
5.倫理的・法規的に、最も正しいと考える自らの判断に従い、行動に責任を持つ
6.医療者として、知り得た患者さんの医療上のみならず、個人のあらゆる情報に対して守秘義務を守る
7.他の医療者と協力して、適切な薬物療法と治癒への手助けを提供するよう、最善の努力を尽くす
8.生涯をとおして、これらのことを決して忘れることなく、薬剤師としての使命を果たすことを誓う
を唱和し、実務実習に向けて宣誓を行いました。
最後にクラス担任の先生方から、
「たくさんの難関を乗り越えてここまで来られたのは皆さんの努力の証であり、立派だと思います。医療に携わることは特別なことであり、しっかりと勉強をして必要な知識・技能・態度を身に付けた人間にのみ許される行為です。皆さんは数々の試練を乗り越えてきた選ばれた人間です。その自覚をもってこれからの実務実習に臨んでほしいと思いますし、人の役に立つためにはたくさん勉強しなければならないという心構えも学んできてほしいと思います。」
と実習に向かう学生たちにエールが送られ、セレモニーは終了しました。
2月22日より早速、実務実習が始まる学生もいます。これから1年間にわたり実務実習が行われますが、それぞれの学生が計22週間の病院・薬局実習を通じて多くのことを学び、そして成長して大学に帰ってくることを心待ちにしています。
なお、本セレモニーは消毒や換気を徹底し、座席間隔を空けるといった厳重な感染症防止対策の下、開催いたしました。
※ 長期実務実習:病院などの医療機関において、実際に活動するなど「参加型実習」を通じて、医療人として相応しい問題解決能力を有する薬剤師を養成することを目的としたカリキュラムです。全国で平成22年度から開始され、今年で12年目となりました。
【薬学部広報委員】
![]() 篠塚学部長より実務実習における心構えについてお言葉をいただきました |
![]() 中村学科長よりメッセージをいただきました |
![]() 「薬剤師の誓い」を学生全員で唱和しました |
![]() 担任の先生方よりエールが送られました |