- 2021.03.09
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- 生化学2講座の林麻利亜助教が、大阪大学の関口清俊教授らと共に、「未来創造発明賞」を受賞しました。
生化学2講座の林麻利亜助教は、大阪大学蛋白質研究所の関口清俊寄附研究部門教授らと共に令和2年度全国発明表彰(公益社団法人発明協会主催)における「未来創造発明賞」を受賞しました。
万能性を保持したまま、ヒト多能性幹細胞(iPS細胞やES細胞)を安定に培養するためには足場となるタンパク質の選択が非常に重要となります。本発明では、ヒト多能性幹細胞の培養に最適な足場となる蛋白質を見いだし、その細胞接着活性を高めた組換え断片を作製することにより、ヒト多能性幹細胞を以前よりも安全かつ高効率で培養・増幅する方法を確立しました。これにより、ヒト多能性幹細胞の急速拡大培養が可能となり、再生医療の実現に大きく貢献しています。なお、本研究はイギリスの「Nature communications」にて2012年に発表されました。
公益社団法人 発明協会ホームページ(http://koueki.jiii.or.jp/)