武庫川女子大学薬学部 薬学科・健康生命薬科学科

10月最後の週末、今年度の薬学講座が開催されました。今回は外部講師をお招きし、学内講師との2部構成で実施いたしました。

外部講師として『感染症のプロ』である神戸大学医学部教授　岩田健太郎先生　をお招きしました。

また学内からは『保健食品のエキスパート』である健康生命薬科学科教授　野口和雄先生　にご講演いただきました。

野口先生からは保健食品の種類、企業がどのようにエビデンスを集めているのか、消費者としてエビデンスを正しく判断する方法など、他ではなかなか聴くことができない大変興味深いお話をお聞かせいただきました。

岩田先生は、感染症全体の歴史から、最近の術後の感染症対策と治療、さらに耐性菌を生み出さないためになにが必要か、そしてコロナウイルスワクチンのお話など、薬剤師にとっても非常に重要なお話を、多くのエビデンスとともにお話くださいました。「日本の薬剤師はまだ静かすぎる」というエールもいただき、聴講者の方々にとっても知識を得ると同時に、明日からの業務の活力となるお話だったように感じました。

講演中、聴講者の方々は熱心にメモを取っておられ、活発な質疑応答もありました。

たくさんの来場者に恵まれ、盛況に開催できましたことを感謝申し上げます。

来年度もお役に立てる企画を準備し、みなさまのご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。

＜武庫川女子大学薬学部広報委員会＞