- 2024.06.11
- 薬学科
- 受賞
- 大学院からのお知らせ
- 薬学研究科博士課程4年生が、日本薬学会第144年会で学生優秀発表賞を受賞しました。
本学大学院薬学研究科博士課程4年の原 史子さんが、3月28〜31日にパシフィコ横浜で開催された日本薬学会第144年会ポスター発表の部門において学生優秀発表賞を受賞しました。
原さんの発表演題は、「TNBCの早期診断を目的としたMUC16指向性ペプチドプローブの合成」です。乳がんの中で特に治療が困難なトリプルネガティブ乳がん(TNBC)の早期診断を可能にする核医学イメージングプローブの開発を目的に、TNBCに発現しているMUC16を標的とする[125I]標識EVQペプチドプローブの設計・合成および基本的な性質の評価を行い、将来、新たなTNBC診断薬剤となる可能性を示しました。
原さんは、薬品分析学研究室(指導教員 萩森政頼教授)に所属し、TNBCを含む難治性疾患や生体機能関連物質を可視化するための分子プローブの開発を進めています。
「多くの先生方にご指導いただいたおかげで受賞することができ、大変嬉しく思います。今後もコツコツ努力し、研究を進めていきたいです。」
と話しています。本研究は金沢大学の木村寛之教授、京都薬科大学の河嶋秀和准教授との共同研究により実施しました。
本賞は、厳正な審査の結果、将来の発展が期待される研究発表をした学生に対して贈られます。今回は、熱意に溢れ、わかりやすいこと、学術上注目すべき、将来が期待できる研究内容であったことが評価されました。