- 2024.11.21
- 健康生命薬科学科
- 受賞
- 薬学部崎谷愛未助手が第35回日本微量元素学会学術集会で若手優秀賞を受賞しました。
本学薬学部助手の崎谷愛未先生が、第35回日本微量元素学会学術集会で若手優秀賞を受賞しました(2024年9月20-21日、埼玉県にて開催)。講演題目は、「亜鉛と亜鉛トランスポーターZIP10を介した乳がん治療薬Tamoxifenの抗がん効果制御」です。
崎谷先生は、2021年4月に本学に着任後、薬学部 中瀬朋夏教授(健康生命薬科学科 薬剤学研究室 未来医療創薬イノベーション分野)の指導の元で、乳がんの新治療戦略の開発に関する研究を進めてきました。その中で、現在乳がん治療でよく利用されている抗がん剤の効き方を、副作用なく自由自在にコントロールするには、体の成長と維持に必要な栄養素である亜鉛とその輸送体の働きが重要であることを突き止めました。現行の乳がん治療の欠点を克服した新たな治療法として、期待されています。
崎谷先生は、「今回の受賞は、これまでの努力が認められたようで、とても嬉しいです。いつも懇切丁寧に指導くださっている中瀬朋夏先生に心よりお礼申し上げます。また、薬剤学研究室の皆様のサポートに感謝いたします。これからも学生のみなさんと一緒に、研究を盛り上げられるよう、精進していきます。」と話しています。
本賞は、体内に極めて少量しか存在しない微量元素に関する生命科学の研究に取り組む若手研究者を対象とし、厳正な審査の結果、科学的に優れ、将来の発展性が期待される演題の発表者に贈られました。