- 2024.12.03
- 薬学科
- 健康生命薬科学科
- 大学院からのお知らせ
- 薬科学専攻 論文博士学位記授与式が挙行されました。
本館8階会議室において薬学研究科 薬科学専攻の論文博士学位記授与式が挙行され、本学薬学部の 岩隈由江、水上玲穂助手の2名に、博士(薬科学)の学位記が授与されました。
学位論文題目は、
「固相化人工膜カラムクロマトグラフィーと人工知能を用いた薬物のリン脂質症誘発リスク評価の高性能化に関する研究」(岩隈氏)
「遷移金属を用いた触媒的プロセスを基盤とする新規複素環構築法の開発」(水上氏)です。
岩隈氏は、2020年の着任後、薬学部 黒田幸弘教授(薬学科 医薬品開発プロセス科学研究室)指導のもと、薬物によって細胞内に過剰にリン脂質が蓄積する薬剤誘発性リン脂質症の誘発リスクを簡易かつ迅速に評価できる方法の開発について研究を進めてきました。
水上氏は、2022年の着任後、薬学部 稲本浄文教授(健康生命薬科学科 精密有機合成化学研究室)指導のもと、遷移金属、いわゆるレアメタルと呼ばれる金属を触媒として用いた複素環化合物(医薬品に多く含まれる構造)の反応開発について研究を進めてきました。
学位記授与後には学長から、「博士号取得おめでとう。これで研究者としてスタートラインに立てましたね。しかし、研究者としてはこれからが本番です。たゆまず努力を続け、たくさん論文を出してください。」と激励の言葉がありました。