- 2019.12.04
- キャンパスライフ
- 第10回薬学部アメリカMFWI留学プログラムの報告会が開催されました。
11月30日(土)12時15分より、留学プログラムの報告会が開催されました。
留学した学生をはじめ、5年生までの学生、教員を含む多くの学生が集いました。
本年度は、9月5日~10月10日の日程で、MFWI(Mukogawa Fort Wright Institute)での研修を行いました。
研修に参加した5年生は、海外留学ならではの充実したスケジュールをこなしながら1ヶ月の研修を終了し、本日はその成果が報告されました。
今回は、留学中の日常生活(MFWIでの日記はこちら)に始まり、現地ワシントン州の大学見学、薬局・病院訪問や、研修終盤でのポスター発表などについて発表がありました。
日常生活の紹介では、授業の様子や現地スタッフ(RA)との交流等に関する詳しい説明がありました。授業では、英会話や英文のリーディングに加え、レクリエーションゲームなどを通じて英語でのコミュニケーションを楽しく学んだとの発表がありました。現地の薬局・病院訪問では、アメリカで活動する薬剤師の働きを見学し、日本との共通点・相違点などに着目しながら学ぶことができたと報告がありました。
日本では病院での診察後、紙の処方箋を受け取り、調剤薬局に持っていき処方してもらうというのが一般的ですが、アメリカでは処方箋のデータを医師が薬局に直接送るオンライン処方箋や、処方薬を車から降りずに受け取ることができるドライブスルー薬局などが発達するなど、日本との違いに驚くと共に、学生たちにとって良い刺激となったようです。
ワシントン州立大学との交流では、実際にグミ製剤とリップバーム(ちょっと柔らかい軟膏タイプのリップクリーム)を作成したほか、ダミー患者の心拍数・呼吸音を測定し、適した薬を選択する等の実習を通し、実際の大学カリキュラムの一部を体験することができました。
ポスター発表では、日本とアメリカにおける薬剤師の働き方の違いを大テーマに、研修で学んだことをポスター形式で、MFWIの先生、他学部の生徒などを対象に発表しました。
発表テーマは服薬指導や在宅医療をはじめ、医療保険・セルフメディケーションなど非常に多岐にわたり、発表前は夜遅くまで練習するなど、発表するまでの大変さや、留学先の方々から質問を受けた時の英語での応答における苦労等が紹介されました。
5週間の滞在の成果がしっかりと発揮できたようで、充実感と達成感の大きさが伝わってきました。
発表には、来年度以降の研修参加を考える4年生以下の学生も多く集まり、熱心に聞き入っていました。
また後輩に対して研修に参加した学生からのアドバイスも積極的になされ、報告会は終始和やかな雰囲気でした。
今から、次回の薬学部アメリカMFWI留学報告会が楽しみです。