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最新情報

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2020.02.10
キャンパスライフ
大学院 薬科学専攻修士課程(一般・社会人)の論文発表会が開催されました。

 2月8日(土曜日)930分より、令和元年度大学院 薬学研究科 薬科学専攻修士課程(一般・社会人)の論文発表会が、薬学部(浜甲子園キャンパス)にて開催されました。今年度は10名の大学院生が、研究室や勤務先での研究成果を口頭発表しました。

 一般の院生は、研究室でテーマを決めて実験を行いました。社会人の院生は、職場の日常業務を通して疑問や課題を抽出し、それらをテーマとして研究し解決に結びつけるために努力を続けてきました。発表テーマは、薬用植物抽出物のかゆみ抑制効果や血液循環改善効果、有機化合物の新たな合成方法の開発、疾患バイオマーカーの探索、化合物がコレステロール代謝に及ぼす影響、在宅医療で有用な医療機器の比較・検討、臨床事例の解析による調剤業務における課題の抽出など、多岐にわたりました。

 会場には、教員はもちろん、同じ研究室に所属する各学科の学部生、さらには大学院生や卒業生、職場の方々も多く来聴しており、会場全体が熱気に満ち溢れていました。発表後は活発な質疑応答が行われました。

 「今回投与した抽出物のどの成分がコレステロール代謝に影響を与えたと考えていますか」、「動物実験で検討したバイオマーカーは、ヒトでも同じ結果が得られるのですか」、「測定結果の意味をしっかり説明すれば、受診率が上がり、健康の維持・増進に繋がると思います」など、会場にいる色々な分野の聴講者から数多くの質問やコメントが投げかけられました。それらの質問・コメントに対して、発表者もこれまでの研究で得られた研究結果や知識をもとに的確に返答していたことがとても印象的でした。

 課題や問題点の抽出、実験や検討すべき項目の洗い出しと実施、結果に対する考察を繰り返した2年間を経て、幾まわりも成長した大学院生の顔つきは、とても頼もしいものでした。大学院で得られた経験は、これからの生活でもおおいに役立つことでしょう。修士課程で学ばれた修了生の皆さんの、今後の更なる活躍が期待されます。

最後になりましたが、2年間、院生を見守り支えて下さったご家族、友人、研究室や職場のみなさまにも心より感謝申し上げます。

 

【薬学部広報委員】

 

発表前のひととき。資料を確認したり、仲間と話して緊張をほぐします。


いよいよ発表が始まりました。


フロアの先生方から質問、コメントが寄せらせます。


実験結果や調べた論文を踏まえ、正確に丁寧に質問に答えました。


社会人修士の学生も研究成果を発表しました。