- 先生
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稲本浄文 先生
- 薬化学Ⅱ研究室
Q:好きな食べ物について教えてください。
稲:肉が好きです。というより、魚が食べられないのと野菜が嫌いなので、消去法で肉をよく食べる、という感じです。
魚に関してはほとんどだめですが、唯一焼いた鮭なら食べられます。
食べ物に限ったことでもないのですけど、色々と好き嫌いが多い方だと思います。
Q:休日の過ごし方について教えてください。
稲:休日は子供を中心に一緒に遊んだり、どこかに連れて行ったりすることが多いです。 上の子がだいぶ大きくなってきて、遊具で遊ぶことができるようになってきたので、公園につれて行ったりします。
テーマパークのアトラクションにも乗れるようになったので、東条湖のおもちゃ王国にも頻繁に遊びに行くようになりました。この辺の人たちはみんな、一度は家族で行っているらしいですね(笑)
Q:学生時代はどのように過ごしておられましたか?
稲:あまりみんなとかわらないないと思います。
昔は薬学科も4年制だったので、3年までは勉強やバイトをして過ごして、4年生で研究室に配属されてからは、研究に没頭するという感じでした。 バイトは家庭教師をしていました。引越し屋、ホームセンター、郵便物の仕分けなどの短期バイトもしていました。土曜日や次の日講義がない時は、パン工場での深夜バイトもしていたのですが、なかなか辛かったです。パンの具のソーセージのパッケージ剥がしって、実は手作業なんですよ(笑)それを夜中、寝ずにやるという…。
今では考えられないような、体力勝負なことをしていましたね。
Q:先生が学生だった頃と今とで違うと思った点はありますか?
稲:最近の学生さんは、将来のことをよく考えていますよね。昔はあまり自分のことを考えず、勢いで自分が面白いと思ったことをしていたんですが、今の人はちゃんと自分の将来を考えているように思います。女子大だからってことも、あると思いますがね。
Q:どんな研究をしていますか?
稲:有機化学が専門で、「新しい化学反応を見つける」という研究をしています。それにより、医薬品や生理活性をもつ化合物の効率的で新しい合成方法の開発につなげていこう、というのが、メインの研究テーマのひとつです。
基礎研究なので、薬学部の多くの学生さんが想像しているであろう臨床研究とはちょっと違う所があるもしれないですが、将来的には、自身で見つけた反応が製薬企業や化学企業の人に使ってもらえる、というのが理想でしょうか。
ただ基本的には、「面白い反応を見つける」と言う欲求のために研究をしていて、薬学でもそういう研究もありなのかなと思い、研究を進めています。
Q:武庫川女子大学生のイメージを教えてください。
稲:武庫川女子大学に来てまだ3年目ですが、いいイメージを持っています。
いろんな人がいるけど平均したら、とっても良いです。武庫川女子大学生は好きですね。
ただ、女子大だからなのかもしれないけど、奥ゆかしい感じがします(笑)
それが度を超すと、言われたことをそのままするだけになっちゃう気がするのが、ちょっと怖いですね。
意志を持って、自分なりに物事を改善していけることも重要かなって思います。
Q:武庫川女子大学生へのメッセージをお願いします。
稲:いろんな経験をして欲しいなというのが、率直な意見です。
勉強はもちろんしなきゃいけないけど、プライベート、趣味、バイトなども、バランス良くたくさんして欲しいなと思っています。
「経験は絶対に人を強くする」というのが、私のポリシーで、私自身もそうでした。
10年ほど前にアメリカに留学に行ったのですが、留学に行く前までは、「私はアメリカ人に生まれれば良かった」と思っていたぐらい、アメリカが大好きで、ずっと憧れていて(笑)
それで、1年弱アメリカで過ごして帰国した時に、アメリカもすごく良いところだったけど、それよりも「日本の良さと」いうものを身にしみて感じました。
それはアメリカに行ってみないと、絶対にわからなかった事です。
0と1では全然違うので、何でも、少しでも良いので、学生のうちに経験しておいて欲しいなと、思っています。
Q:受験生へのメッセージをお願いします。
稲:受験生にとってどの大学を選択するかは、人生を決める大きなポイントとなると思います。
その中で、武庫女を選んでくれた学生さんには、私はもちろん全ての教員が全力でサポートするので安心して来てください。
(2015年1月4日インタビュー)